人生変えたい人におすすめの本。岡本太郎「自分の中に毒を持て」

2019年5月26日

デスクの上の岡本太郎

あくびが止まらないです。

今日も睡眠けずって何とか記事1本を納品。ほんとは2本仕上げる予定だったんですけどね。執筆は部屋のデスクでやっていますが、デスクめちゃくちゃ汚い。本だらけです。

キッタネェ!

本棚とか床も本だらけで……奥さんにはもう捨ててくれと言われます。狭い家なので書庫なんて置いとく余裕がなくて。部屋を潰して将来の子供部屋にしたいんだそうで。もう少し粘らせていただきます。

で、机のうえにはやっぱりお気に入りの本が多いです。ふとしたときにちょろっと眺めるとか、好きなんです。デスクの上の顔ぶれはよく入れ替わるんですが、ずっと居座る常連もいます。

この人とか。

そうです、我ら創作者のグル・Taro Okamoto。多感で将来も決まってない10代に出会っていたら、確実にアウトロー人生歩むことになってた一冊です。

脳内バクハツしっぱなしの太郎語録

幸い(?)ぼくが出会ったのは30代になってですが、それでもものすごい衝撃。むしろあるていど人生凝り固まってるときに読んじゃったおかげで、「俺はなんて小っせぇ男なんだ」と太郎さんとのギャップに悩んだりもしました。

まさに脳内爆発。

もうですね、1行目からビッグバンしてます。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。

これ、1ページ目のほんと最初の1行ですよ。通勤途中に軽い気持ちで開けたりしたら、脳天ぶちのめされます。この文のあとに「財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう」と続きます。

ほんとそう。年とると知ってること増えて頭でっかちになるし、結婚して身を固めたり車買ったりローン組んで家買ったり、どんどんフットワークが重くなっていきます。膨れるばかりで、これどっかで軽くしていかないとなぁと漠然とした不安を持ってたところへ太郎さんのこの言葉。

刺さります……

で、1ページ目でもう胸が苦しくなってるってのに、ペラっと1枚めくるとこんな一文が。

誰だって、つい周囲の状況に甘えて生きていくほうが楽だから、きびしさを避けて楽なほうの生き方をしようとする。ほんとうの人生を歩むかどうかの境目はこのときなのだ。

あ、これ俺だ。俺のこと言ってる。ラクなほうに流されてきたダメなやつ、俺のことです。思わずザンゲしたくなります。

ぼくらは今、岡本太郎神父の告白室に座らされているのです。

こんな文章に触れちゃったら、自分の過去を振り返って「あのときああしてたら……」と思わずにはいられない。いやでも自分と向き合わされる。このパワーですよ。タロ・オカモト。

こんな刺激的なお言葉が、それこそ、どのページ開いても目に飛び込んできます。こんなに体力つかわされる読書ってなかなかない。それでも太郎さんの熱に魅了され、息も絶えだえ何とか読み進めていく。

そんなあなたを、こんな文章が腕組みして待ち構えてます。

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとうはそっちに進みたいんだ。

すいませんもうカンベンしてください。思わず土下座したくなる一文。こんなの食らったら、無傷じゃ済まないです。

岡本太郎に揺さぶられろ!

太郎さんのこの本を手にとるひとって、何らか問題意識を抱えてるはずです。

今の仕事でいいのか、今の進路でいいのか、こんな人間関係でいいのか、自分が全力を投じるべきはこの分野なのか……

そんな迷いを抱いている人は、もうみんな、すべからく影響受けるんじゃないでしょうか。

ぼくも転職を実行したときや、あるいは転職先きまってないのに退職だけしちゃったときなんかは、その決断の裏にいつもこの本、この太郎さんの言葉があった気がします。

疲れる本ですよ。生半可なきもちじゃ読めないです。でも、だからこそ、最近たるんでるとか、なんかシャキッとしねえな、みたいなときに最適なんです。

太郎さんの強烈な言葉に打ちのめされて、揺さぶられて。それなのに、読後はなんか気合いが入って、視界がすっと開けたような気分になる。

そういう本です。

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