【ベンチャー転職】こんな人は続かない。ベンチャーを辞めていく人の3つの特徴

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ベンチャー転職は人気?

前に書いたとおり、30代半ばまでに4社経験とそれなりの転職歴があるためか、まわりからけっこう転職の相談を受けます。4社ともキレイにばらばらな規模・ステージで、

新卒   → 社員4,000名規模の大企業(金融)
2社目 → 500名強の中企業(コンサル)
3社目    → 50名の中堅ベンチャー(出版)
4社目    → 10名強のどベンチャー(Saas)

といろいろ見てきて、自分自身ちょくちょく手痛いミスや、ここに書くのもためらわれる大失敗も犯してきたので、そんなところも含めて知人からの相談にはできるだけしっかり応じるようにしています。実際どこまで助けになってるかは別として。

で、最近は「ベンチャー」「スタートアップ」への転職を考えてる人が多いなぁ、という印象。ベンチャーとスタートアップの定義の違い、みたいなところはこのへんのサイトに譲ります。とりあえず今日のところは「社員50名以下で、それなりの急成長を目指している企業」をベンチャーもしくはスタートアップと言う、とでもしておきます。同じ小規模企業でも、町の中小企業のようなものとは違うという点だけ理解してもらえればいいかと。

それで、実際にやっぱりベンチャー企業への転職や就職は増えてると見て間違いなさそうです。まぁ、Wantedlygreenビズリーチ、それにSwitchなどはじめ、今やベンチャー・スタートアップ中心の求人プラットフォームはごまんとありますし、「ベンチャー特化」を明確にうたった転職エージェントもそれそこ星の数ほどいます。10年前はまだまだベンチャーという言葉自体が目新しくて浮いてる感じでしたけども、今やすっかり市民権を得たな、という感じがします。いや、そんなことわざわざ思うこと自体、まだ感覚が古いですね。反省。

現実は厳しい?ベンチャーを辞めていく人びと

そんなわけで、ベンチャー人気の波に乗ってか、まわりから「ベンチャーに行きたい」「スタートアップに転職したって聞いたけど、実際のとこどうなの?」と聞かれることが本当に増えました。そんでもって実際にベンチャーへの転職を果たす知り合いもいたりします。

ただ、現実はなかなか簡単ではないのか、残念ながらせっかくの新天地を早々に去っていく人がそれなりの数います。それも入社数ヶ月もてばいいほうで、数週間で連絡が取れなくなる……みたいなケースがわりと多い。また、最近はぼく自身、ぷちリーダーとして新メンバーの育成にも携わっているんですが、ケアせどケアせど、悲しいことにパタッと来なくなりそのまま辞めていってしまう人を目の当たりにしています。

一方で、同じ仕事内容とボリューム、同じ目標設定で走っている別の新メンバーは、それなりにヒーハー言いつつ、それでも残り続ける。まったく同時期にジョインして同じミッションを課された4名のうち、2名が辞めて、あとの2名は残る……そういう現象を何度も目にしてきて、最近は「ああ、この人はたぶん、、、続かないな」という観察眼がだいぶ肥えてきた感覚があります。

去りゆく人に見られる3つの特徴

で、そういう視点で見てみると、けっこう当たるんですね。悲しいことに。近頃はその人の入社から3日も見てればだいたいわかるようになってきました。もちろん「ああこの人はヤバイな」と思ったらできるだけ手厚くサポートするようにしているんですが、それでもやっぱり続かないことのほうが多いです。他の場所で咲くのならそのほうが幸せでしょうから何も問題ないとはいえ、迎え入れたこちらとしてはやっぱり寂しいし、くやしい。しょうがないんですけどね。

じゃあベンチャーで続かない人にはどんな特徴が見られるかというと、

・無駄に慎重、「とりあえずやってみりゃいい」の姿勢がない
・やたら過去の経験、スタイルを引きずる
・素直さに欠ける

大きく分けてこの3つが挙げられますね。具体的に見ていきましょう。

無駄に慎重、「とりあえずやってみりゃいい」の姿勢がない

読んで字のごとく。無駄に、慎重なんですね。要するに遅い。直近で辞めてしまったある営業メンバーは、商談後のお客さんへのお礼&議事録メール1本打つのに冗談抜きに1時間近くかかってました。新卒ならまだしも、30代の中途社員であるのに。慎重さも時には大切ですけども、さすがにこれはいただけない。

他にも、たとえば初めは先輩の商談に同行するわけですが、いずれ「卒業」して自分のクライアントを持つことになるので、どこかのタイミングで「今日はお前が商談仕切ってみろ」という挑戦の日が来るんですね。誰でも、遅かれ早かれ。

で、こんなのは早めにやってしまったほうがいいに決まってる。幸い横に先輩もいるわけで、自分がトチってもいくらでも救済してもらえるわけですので。であるのに、辞めていく人たちというのは、往々にしてこの「挑戦」を先送りにしたがるんですね。傷つくのを恐れちゃってるんです。

やたら過去の経験、スタイルを引きずる

「前の会社ではこうでした」「私はこういう形でやってました」。こんな発言をする人が本当に多いです。ゼロベース思考ゼロ、というやつですね。これでは朝令暮改、ゼロイチが当たり前のベンチャーでやっていくのは厳しいです。

素直さに欠ける

決定的なのがこれですね。ここでいう素直さは、いわゆる「従順」とはまったく違うものです。念のため。従順で上司の指示に無考えに従うような人を素直とは言わないということですね。

ここでの素直さというのは、「まず相手の意見を受け止める」姿勢のこと。社員がナポレオンも真っ青なレベルで働くことで知られる某日系コンサル創業者の名言に「成功する経営者の3要素、すなわち素直・プラス発想・勉強好き」という言葉があって、この素直さも同じことです。従順で無考えな経営者が成功なんてするわけないので。

それで、ベンチャーで続かない人は、この素直さが決定的に足りないように思います。周囲の愛あるアドバイスに対して、即座に「でも」「そうかもしれませんけど」が出てきちゃう。受け止めようとしないわけです。愛を。だから周りの支えを受け続けることができない。与えてもらえなくなっちゃうんですね。そうなると、仕事量がハンパなく、しかも社内前例やルールのないベンチャーでは仕事が回らなくなります。自分ひとりで誰にも相談なく進められる仕事なんて、(意外かもですが)とくにベンチャーにはほとんどないですからね。

3つの特徴の逆を行けば……ベンチャーでやっていける?

なんだか辛口なトーンになってしまいましたが、これが偽らざる経験者のイチ意見です。今からベンチャー転職・就職を考えているかたにはちょっと申し訳ない話になってしまったかもです。ごめんなさい。

でも裏を返せば、これらの特徴と反対の行動をとれば。あるいは反対の資質を持っているなら、きっとどんなベンチャーでもやっていけるのではないかと思います。

ベンチャーは大企業とはまったく違う世界です。でも、ひととおりどの規模も経験した者としては、ベンチャーという環境が一番楽しいです。もちろん向き不向きありますけども。あるいは個人事業主や起業家はもっと楽しいかもしれませんけど。

いずれにせよこの記事を読んでくれたあなたが、ベンチャーへ転職し充実して働けることを、祈っています。

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