「期待してるぞ」と言う上司からは離れたほうがいい

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他人からの期待はキケン

「期待してるぞ」「俺の期待を裏切るなよ」

こういうことを上司から言われた人は少なくないと思う。ぼくも先日の定期面談で言われた。(小さなスタートアップなので、相手はCOOだった)

「あ、こいつヤバイ、間に受けるのはやめてちょっと距離置こう」

そう思った。

人生を生きていく中で、「他人からの期待」っていうのは絶対に避けて通れない。

子どもは、親とか教師を始めとする大人たちからの期待を常に背負わされるし、「他人に迷惑をかけるな」とか「いい大学に行っていい企業に入れ」とか、その大人たちが作った常識という名の期待に無意識のうちに縛られながら生きている。

大人になってからももちろんそうで、サラリーマンなら人事評価という「会社が従業員に期待するもの」を避けることはできない。仕事の外でも「大人らしく振る舞え」とか「そろそろ結婚しろ」とかさまざまな圧力を受け続けることになる。

会社帰りにスーツ姿でグリコのジャイアントカプリコとか美味しそうに食べながら歩いてると、すれ違う人に「なんだこいつ?」みたいな顔されるわけである。

期待はシカトしよう

そういう他者からの無言有言の期待にさらされながら生きるぼくたちが、少しでも自由を勝ちとるには、「他人からの期待をシカトする力」が絶対に必要になる。

もしくは「そんなもんまったく気づかない鈍感さ」でもいい。

とにかく、他者の期待などというものに縛られないことが絶対的に重要ということ。

ここがしっかりできていないと、常に他人の期待に影響され続けることになる。流されることになってしまう。

その他者からの期待(たとえば上司からの期待)が「適切」で、「自分にフィットしてる」ものなら影響されても問題ないのだけど、たいていはそうじゃない。むしろ「有害」なことが多い。

それは、他者からの期待というものが、だいたいの場合「あなたの資質」とは無関係なところで作られたものだから。もしくは「あなたの弱いところ」に焦点を当てたものだから。

たとえば上司との定期面談なんかでは、「お前は顧客対応はよくできてるが、契約まわりなんかのミスが多い。

そういう事務作業もしっかりやれるようにならないとな」とか、「慎重に仕事を進めるのはいいんだけど、もっとこう、大胆で新しい改善提案なんかも社内であげていってほしいな」とか、必ず「弱み・欠けているところ」も指摘される

というか、ほとんどの場合「弱点の克服」にばかりフォーカスしている。要するに、いかに均等でバランスのとれた従業員になってほしいか、というのが彼ら管理職(=会社)のメッセージだということ。

弱みなんか見なくていい

でも実際には個々人それぞれに資質があり、向き不向きがある。

そういう個人の集合体であるチーム、会社、社会というのは、すべて個人が「強み」を発揮しながら協力しあうほうが、「弱みを無理して克服しながら生きる」より当然いい

そのほうが効率的だし、弱点をなんとか克服していくより、強みをどんどん発揮するほうが個人の幸福度は高いに決まってる。

「弱みなんかほっとけ、とにかく強みを伸ばせ」という考え方が、以前に比べたらだいぶ浸透してきたと思う。

弱みはチームで補完しあうものだから積極的にオープンにしていこう、そのほうが「じゃあそこは私が得意だからカバーします」と相互補完も進みやすい、という。

ただ、実態としてはまだまだ「弱みの克服」という考えが根強い。

とくに人事制度とか通信簿とか、評価システム自体がそっち重視のままになっているために、わりとイケてる進歩的な上司とか教師が「強みをひたすら伸ばせばいいんだ!」という考え方を持っててもそれを運用として実現できなかったりするのだと思う。

それでも、感覚としてはそういう進歩的な考え方をする人は多くなくて、システムうんぬんによらず、やっぱり「弱みの自覚とその克服」にスポットライトが当てられがちだと感じる。

「弱みの克服」には過剰に敏感でいるべき

冒頭の話に戻ると、ぼくが言われたのもやはり「あなたはここが弱いから直すべし」という弱点改善の文脈でだった。

面談での議論の大半がそこに絞られていて、ああこの人はそういう上司なんだなぁ、と心から残念に思った。

しかも組織の執行を一手に率いるCOOだったもんで、「あ、この会社ヤバイかも」とさえ感じた。

神経質かもしれないけど、弱みにスポットを当てることへのムダさには、それくらい過敏になっておいたほうがいい。

弱点を直せ、っていう他者からのはた迷惑な期待に振り回されて膨大なムダをつかまされるくらいなら、そんな会社さっさとやめて、得意な強みだけ活かせるフィールドへ移ったほうが絶対にいい。

って、みんなが考えるようになったらいいですね。

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