「マネジメントがやりたい」「部下を育てたい」それ、本音で言っていますか?

2019年5月24日

サラリーマンなら、大抵誰もがある程度「出世」を意識して生きていると思います。

自分が大して欲してなくても、会社にい続けるかぎりは、周りからも直属の上司からも、出世を望んでいることを前提に接せられる。
上司との面談なんかでも、出世するには今のお前には何が足りないか? という視点で話をされることが普通です。

で、部下のほうとしても、常にそういうことを求められているためにいつのまにか「マネジメントが早くやりたい」「部下を持って指導したい」という思考になってくる。というか、「そうすべき」「そうならないといけない」という強迫観念めいたものを持つようになる気がします。

昨今は多様性もかなり語られる時代になってきているので、出世は望まずにずっと現場の一兵卒でやっていきたい、とか、仕事一色の人生じゃなくて趣味や家庭も大事にしたいので仕事と責任が増える管理職はやりたくないです、とか、そうした選択肢もそれなりにとりやすくはなっています。

それでも大多数の企業では、まだまだサラリーマンは「当然に出世を前提として働く」ものとされているように見えます。雇う側も雇われる側も、そのマインドが根強いというか。

まぁ、なかなか上司を前にして、「私はマネジメントに興味ありません、部下とか面倒なので持ちたくないです」みたいなことは言いにくいですよね。やる気がないわけじゃなくても、こんなことを言った瞬間に「ダメだ、こいつ」と烙印を押されてしまうに違いないので。

でも、人には人それぞれの資質がある。
マネジメントとかメンバー指導とかが得意な人、向いてる人もいれば、そういうのはからっきしダメでプレイヤーとして現場一線で働くベテラン刑事みたいのが最高にフィットする人もいるはずです。

そこの資質や特性、本人の希望と、出世というものがピタッとハマればいいのですが、そんなことは滅多になく……結果、沈んだ表情でいつもつまらなそうに仕事をしてしかも成果も出せない、という悲しい管理職が量産されることになるのではと思うのです。

自分自身がこうならないためには、ただなんとなく「出世の階段」を登らされるのではなく、はっきりと自分の資質や志向を自覚して、その上で、登るのか登らないのかを決めないといけません。登らずに生きていく選択肢だってあるわけなので。

それで、自分としっかり向き合った上で「登らない」道を選んだら、現職をひたすら極めるか、それとも本業はそこそこにして趣味や副業にも力を入れていくか、プレイヤーのままでもっと高待遇な転職先を探すか、ちょっと一休みして空いた時間に読書でもするか……とまた決めていくことになります。

人生は決断の連続なわけで、その決断を1つ曖昧にくだしてしまうと、あとに続く決断も、自分が本当に望むものから離れていってしまうんじゃないでしょうか。

そうならないように、大小ある日々の選択肢の、とくに大きな部分については、できるかぎり本当の自分と向き合った正直な決断をしたいなと思います。

仕事

Posted by 神谷ボコ